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「今年こそ宿題を自分から」新年度にやってみてほしい小学生への関わり方

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学年が上がってスタートしたばかりの4月。

「今年こそは、帰ったら自分からササッと宿題を終わらせてほしい!」と、気合が入りますよね。

同じように、子どもたちも、新年度は「自分を良くしたい」と本人なりに感じています。私はこれまで多くのクラスを見てきましたが、4月の学校での子どもたちは、「がんばりたい」という気持ちがいっぱい。

だからこの時期に、気合を入れてお子さんの宿題の習慣をつけるのは大賛成です。

でも、ちょっと気を付けてほしいことがあるんです。それは、

親が気合を入れすぎると、子どもは宿題をやらなくなってしまうということ。

今日は、新年度の今だからこそ知っておきたい、本当の意味で「自分から宿題に向かえる子」に育てるための関わり方についてお話しします。

目次

そもそも子どもは、宿題を自分からやらないのが普通

元小学校教員として、ちょっとした事実をお話しします。

実は、入学したての1年生はクラスのほとんどの子が毎日しっかり宿題を出しますが…

学年が上がるにつれて宿題の提出率は下がっていきます。
5,6年生にもなると、なんと宿題提出率は50%くらいにまで落ちてしまうクラスも!

宿題を出すよう先生が声をかければ70%くらいにはなりますが、自分から宿題をちゃんとやって提出できる子は確実に減ってしまうことがほとんど。

学年が上がると、親もそんなに宿題に関わらなくなりますし、子どもも宿題をちゃんとやって出すことが面倒になったり、意味を見出せなくなったりすることが原因です。

でもこれは、成長過程で当たり前の姿。

きみどり

まずは、子どもはそもそも宿題を自分からやらないのが普通なんだなと、意識しておきましょう。

「自分から宿題に取り組む力」を育てるために、まず親がすべきこと

そもそも自分から宿題をやらないのが普通っていうけど、本当にそれで大丈夫なの?

きみどり

自分から宿題をやらないのをそのままにしていると、自主学習が必要になる中学・高校に進学したときに困るかもしれません。

小学生のうちに、「自分から宿題に取り組む力」を育てておきたいですよね。

そこで親としてまず、次の2つを意識してみてほしいんです。

「宿題はやらせるもの」という意識を手放す

ここまでのお話を聞いて、宿題をしっかり子どもにやらせなきゃと気合が入ったかもしれませんが、

まずはその気合、手放しましょう。

矛盾しているように感じるかもしれませんが、親が「やらせなきゃ」と気合を入れれば入れるほど、子どもは「宿題をやらされる」と感じ、だんだんと『言わないとやらない子』になってしまいます。

「やる気は長続きしない」と割り切る

学年が変わってすぐの子どもたちは、「頑張るぞ!」とやる気があるので、親が関わらなくても、最初はうまくいくかもしれません。

実際、年度初めの宿題の提出率はとても高いです。

でも、疲れが出てくる6月頃には徐々に息切れしてしまいます。

だから、年度始めは自分から宿題に取り組めたけど、だんだん後回しにするようになるのは、よくあること。

そこを分かった上で、年度始めから気合を入れすぎずにゆっくりとお子さんのペースで取り組めるとGoodです。

きみどり

育ててあげたいのは、「親の指示通りに動く力」ではありません。本当に必要なのは、「自分はいつなら宿題に集中できるのか、どうすればやりやすいのか」を自分で考え、自分のペースで取り組む力です。

少しずつ、宿題へ向かう心を育てていこう

「自分のペースで宿題に取り組む力」を育てるためには、親が初めから正解を与えるのではなく、子ども自身にトライ&エラー(実験)をさせてあげることが大切

新年度の今だからこそ、次の方法を試してみてください。

子どもと一緒に「宿題作戦」を立ててみよう

親が正解を押し付けてペースメーカーになるのではなく、子どもと一緒に「今年はどうやって宿題を進めていくか」の作戦を立ててみましょう。

「お風呂の前がいいかな」「ご飯の後はどう?」「朝早く起きてやってみるのもありだね」など、様々な宿題タイミングを挙げて、いつなら取り組めそうか一緒に考えてみてください。

ここでの正解はありません。子どもなりに考えて決められればOKです。

小さなことですが、「自分で決めた」という実感が、前向きにスタートさせる第一歩になります。

うまくいかなかったら、もう一度決めなおそう

ここで親が覚悟しておかなければいけないことがあります。それは、

「自分で決めたのに、その通りにやらない(できない)日が必ず来る」ということです。

ご飯の後にやると決めたのに、テレビを見続けて寝る時間になってしまった…。そんな時、親としては「ほら、やっぱり帰ってすぐやらないから!」と責めたくなりますよね。

でも、ここからが本当の「習慣化」に向けた実験のスタート。

うまくいかなかったことは、子どもにとって「この時間は自分には合っていなかったんだ」と気づくための大切なデータ(実験結果)になります。

だから、結果は責めないようにしましょう。

きみどり

結果を責められないとわかれば、子どもも「ご飯の後は眠くなっちゃうから無理だった」など、正直な気持ちを話せるようになります。

親は、「もしかして、その時間だとやりにくかったのかもね。じゃあ、明日は違う時間で試してみようか」と、次にどうするかを一緒に考えるスタンスでいられたら、さらに花丸!

「帰ってすぐに少しだけやってみる?」「夜ごはん前にする?」と選択肢を提示しながら、子どもと一緒に「いつならやりやすいか」の実験を繰り返していくのです。

親が先回りして正解を与えずに、このトライ&エラーを繰り返すことで、子どもは「いつならやりやすいか」を自分で考える力を身につけていきます。

新年度こそ、宿題を通して「見えない力」を育てよう

宿題は、ただ計算や漢字を覚えるためだけのものではありません。

宿題に取り組むための自分なりのペースを見つけ、自分との約束を守るための最高の練習材料です。

すぐに結果は出ないかもしれませんし、親としては見守る忍耐が必要です。

でも、「失敗しても大丈夫。じゃあ次はどうする?」と自分で決めるプロセスを繰り返すことで、中学生、高校生になったとき、本当の意味で「自分からやれる子」になっていきます。

きみどり

「目に見える結果(宿題を毎日完璧に終わらせるかどうか)」よりも、「見えない力(失敗からどうペースを作っていくか)」を大切にしてみてほしいなと思います。

私が子育てや学習サポートにおいて一番大切にしている「心の土壌づくり」については、こちらの記事で詳しく書いています。ぜひあわせて読んでみてくださいね。

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